ナレッジルーム

Kinoveaを使った動作分析 Vol.3 : 映像の比較

 

今回は2つの映像を同時再生して比較する方法をご説明します。

この機能は、一人の選手の1回目と2回目の試技を比較したり、自分と他選手との試技を比較したりといったような時に非常に便利なツールです。

では、前回の再生画面から作業を進めていきましょう。

二つの映像を表示

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上の画像を参考に、メニューの”ビュー”から”二つのプレイバックスクリーン”を選択すると、下のように再生画面が二つに分かれます。

kinovea14

向かって左には、「フリースロー1.MP4」という前回再生した映像があります。向かって右に比較したい映像、ここでは「フリースロー2.MP4」という映像ファイルを開くので、ビデオファイル部分から、「フリースロー2.MP4」のファイルを右側の黒い画面までドラックアンドドロップしてください。
下のような画面になったと思います。

二つの映像を同時再生

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上の画像の赤枠部分、”共通コントロール”に並んでいるボタンで、二画面を同時に操作できます。

実際に、その共通コントロール部分にある再生ボタンをクリックして、二画面同時再生してみましょう。 いかがでしょうか?再生は問題なくできたと思います。

しかし比較したい動作部分がずれたまま再生されるという状態になっているのではないでしょうか。 ここで2つの映像の動作タイミングが合っていれば、より比較がしやすくなるはずです。

ということで、この二つの試技の同期させたいポイントが重なって再生されるように設定します。

同期ポイントの設定

二つの映像を同期するために、動作中にある判定しやすいイベントを探してみましょう。例えば幅跳びの踏切足が地面から離れた瞬間や、バスケットボールのフリースローでボールが手から離れた瞬間などです。判定しやすいイベントを探し、ふたつの映像の同じイベントを同期することで二つの映像を比較しやすくします。

今回のフリースロー映像では、両映像の、膝が最も屈曲したポイントが重なって再生されるように同期します。
kinovea15re

まずは向かって左にある「フリースロー1.MP4」を再生します。再生を始め、スピードカーソルでスローにするなどのスピード調整をしながら、膝が一番曲がったポイントで一時停止します。もし、その前の映像が冗長であれば、上の画像の破線の丸囲みにある、バーの先端部分を一時停止したポイントの少し手前あたりまでドラックし、映像の作業範囲を短くしましょう。
そこまで設定したら、向かって右にある「フリースロー2.MP4」の映像でも、同じように膝が一番曲がっているポイントで一時停止し、そこまでの映像が冗長であればバーの先端を動かして作業範囲を縮めます。

そこまでできましたら、下の図にある同期ボタンを1回クリックします。 このボタンは、クリックしても色が変わるなどの変化がありませんが、1回のクリックで同期され、次のクリックで同期解除となります。

kinovea16

同期したら、共通コントローラにある再生ボタンをクリックしてみてください。 いかがでしょうか?両映像で一時停止した”膝が最も屈曲した瞬間”が、ちょうど重なるタイミングで再生され、最初の同時再生よりもかなり比較しやすい状態になったと思います。

二つの映像を重ねて再生

ここまで確認できたら、映像を重ねるボタンをクリックしてみましょう。すると下の画像ように2つの映像が重なった状態になります。

kinovea11

この状態で共通コントロールにある再生ボタンをクリックすると、重なった状態のまま再生されます。 その状態のまま、再生スピードを遅くしたり一時停止などしながら再生すると、2つの試技の違いがはっきりと見て取れ、非常に比較しやすくなっていると思います。 では、この重なった映像を保存してみましょう。

保存

kinovea12

上の画像の吹き出し部分にあるフィルムのアイコンをクリックすると、画像の左上にあるような保存画面が表示されます。 ファイル名をつけ、ファイルの種類をAVI形式にして、任意の場所に保存します。

保存された映像はwindows media playerでの再生が可能です。クリックして再生し、2つの映像を重ねた映像が保存されていることを確認してみてください。

いかがでしたでしょうか?次回は描画ツールを使って映像に視覚情報を書き込んでいく作業をご説明いたします。お楽しみに!

 

※Kinoveaの記事

vol.1 : インストール

vol.2 : 動画読み込みから再生まで

vol.3 : 映像の比較

vol.4 : 描画ツールを利用した映像への視覚的情報の付加

vol.5 :トラッキング機能を利用した軌跡の視覚化

vol.6 : 角度の算出

vol.7 : キャリブレーションと計測

vol.8 : 保存

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Kinoveaを使った動作分析 Vol.3 : 映像の比較

 

今回は2つの映像を同時再生して比較する方法をご説明します。

この機能は、一人の選手の1回目と2回目の試技を比較したり、自分と他選手との試技を比較したりといったような時に非常に便利なツールです。

では、前回の再生画面から作業を進めていきましょう。

二つの映像を表示

kinovea13

上の画像を参考に、メニューの”ビュー”から”二つのプレイバックスクリーン”を選択すると、下のように再生画面が二つに分かれます。

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向かって左には、「フリースロー1.MP4」という前回再生した映像があります。向かって右に比較したい映像、ここでは「フリースロー2.MP4」という映像ファイルを開くので、ビデオファイル部分から、「フリースロー2.MP4」のファイルを右側の黒い画面までドラックアンドドロップしてください。
下のような画面になったと思います。

二つの映像を同時再生

kinovea10

上の画像の赤枠部分、”共通コントロール”に並んでいるボタンで、二画面を同時に操作できます。

実際に、その共通コントロール部分にある再生ボタンをクリックして、二画面同時再生してみましょう。 いかがでしょうか?再生は問題なくできたと思います。

しかし比較したい動作部分がずれたまま再生されるという状態になっているのではないでしょうか。 ここで2つの映像の動作タイミングが合っていれば、より比較がしやすくなるはずです。

ということで、この二つの試技の同期させたいポイントが重なって再生されるように設定します。

同期ポイントの設定

二つの映像を同期するために、動作中にある判定しやすいイベントを探してみましょう。例えば幅跳びの踏切足が地面から離れた瞬間や、バスケットボールのフリースローでボールが手から離れた瞬間などです。判定しやすいイベントを探し、ふたつの映像の同じイベントを同期することで二つの映像を比較しやすくします。

今回のフリースロー映像では、両映像の、膝が最も屈曲したポイントが重なって再生されるように同期します。
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まずは向かって左にある「フリースロー1.MP4」を再生します。再生を始め、スピードカーソルでスローにするなどのスピード調整をしながら、膝が一番曲がったポイントで一時停止します。もし、その前の映像が冗長であれば、上の画像の破線の丸囲みにある、バーの先端部分を一時停止したポイントの少し手前あたりまでドラックし、映像の作業範囲を短くしましょう。
そこまで設定したら、向かって右にある「フリースロー2.MP4」の映像でも、同じように膝が一番曲がっているポイントで一時停止し、そこまでの映像が冗長であればバーの先端を動かして作業範囲を縮めます。

そこまでできましたら、下の図にある同期ボタンを1回クリックします。 このボタンは、クリックしても色が変わるなどの変化がありませんが、1回のクリックで同期され、次のクリックで同期解除となります。

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同期したら、共通コントローラにある再生ボタンをクリックしてみてください。 いかがでしょうか?両映像で一時停止した”膝が最も屈曲した瞬間”が、ちょうど重なるタイミングで再生され、最初の同時再生よりもかなり比較しやすい状態になったと思います。

二つの映像を重ねて再生

ここまで確認できたら、映像を重ねるボタンをクリックしてみましょう。すると下の画像ように2つの映像が重なった状態になります。

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この状態で共通コントロールにある再生ボタンをクリックすると、重なった状態のまま再生されます。 その状態のまま、再生スピードを遅くしたり一時停止などしながら再生すると、2つの試技の違いがはっきりと見て取れ、非常に比較しやすくなっていると思います。 では、この重なった映像を保存してみましょう。

保存

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上の画像の吹き出し部分にあるフィルムのアイコンをクリックすると、画像の左上にあるような保存画面が表示されます。 ファイル名をつけ、ファイルの種類をAVI形式にして、任意の場所に保存します。

保存された映像はwindows media playerでの再生が可能です。クリックして再生し、2つの映像を重ねた映像が保存されていることを確認してみてください。

いかがでしたでしょうか?次回は描画ツールを使って映像に視覚情報を書き込んでいく作業をご説明いたします。お楽しみに!

 

※Kinoveaの記事

vol.1 : インストール

vol.2 : 動画読み込みから再生まで

vol.3 : 映像の比較

vol.4 : 描画ツールを利用した映像への視覚的情報の付加

vol.5 :トラッキング機能を利用した軌跡の視覚化

vol.6 : 角度の算出

vol.7 : キャリブレーションと計測

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