ナレッジルーム

ウェアラブル EXPO 2017 に行ってきました! Vol. 2 【腕時計型・ウェア型・パッチ型】

 

 前回の記事は、こちら

【腕時計型】

■ M600: Polar

 去年末に発売された腕時計型のGPS機能付き光学式心拍計つき活動量計です。従来品と違うのは、計測用のLEDを6個に増やしてスポーツ時の激しい動きによる計測誤差を抑えたことです。スポーツ実施時にディスプレイにて心拍数を確認できます。

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出典:https://www.polar.com/ja/products/sport/M600

 また、睡眠時間とその質を操作の必要なく自動判定しますので、リカバリーの指標として活用できます。これらの計測量は、後程スマートフォンのアプリやウェブで確認できます。このデバイスの他にも小型のものなど、用途に応じて様々な種類のデバイスが展示されていました。

■ BLOCKS

 モジュラー型スマートウォッチ。腕バンド部分が、拡張バッテリー、心拍計、GPS、高度・気圧・気温計などの様々なモジュール部品で繋げられ、カスタマイズが可能になっています。日本ではクラウドファンディング Makuake で資金を調達中なので、即利用できるというわけではありません。スポーツによってセンサーのニーズも異なりますので、このようなアプローチの製品も有用かもしれませんね。

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出典:https://www.makuake.com/project/chooseblocks/

■ Firstbeat

 心拍の計測データを解析して、最大酸素摂取量(VO2Max値)の推定、トレーニング効果のスコア化(1-5)などでアドバイスを行う解析技術を以下の腕時計型デバイスに提供しています:

fenix_5_training_status Huawei PulseOn
Samsung SUUNTO SONY

出典:https://www.firstbeat.com/en/consumer-products/

 腕時計型ではありませんが、Jabra Elite Sport という心拍数計測機能付き Bluetooth イヤフォンにも技術提供しています。

2Q==

出典:https://www.firstbeat.com/en/consumer-products/jabra

日本の紹介ページ:http://www.jabra.jp/sports-headphones/jabra-elite-sport

 また、プロチーム用には、チームメンバーのリカバリ、睡眠、ストレスなどを時系列でみることができるサービスを提供しています。700を超えるプロチームで利用されているそうです。

レポート例: https://assets.firstbeat.com/firstbeat/uploads/2015/09/Firstbeat_training_load_monitoring_example_reports_ENG.pdf

 

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 ブログにて、この展示会についての記事が掲載されています(英語):
https://www.firstbeat.com/en/events/firstbeat-exhibiting-first-time-japan-individualized-insights-stress-recovery-exercise/

A 2016 industry survey revealed that consumers cite ‘a lack of continually interesting insights’ as a major reason for wearables falling to disuse. Firstbeat’s digital physiological modeling capabilities answer this challenge by transforming sensor data into highly personalized information that people can use.
 2016年の産業調査によると、消費者がウェアラブルデバイスを利用しなくなる主な原因の一つとして、継続的なアドバイスの欠如をあげている。Firstbeat の計算機上の生理学モデルが、センサーデータを人々が理解可能な個人に高度に即したアドバイスに変換可能とし、この欠如問題に取り組んでいる。

 計測されたデータをどう読み解き、どう活用するかについては、もう一苦労が必要です。それに関して何かしらの行動に繋げられるような指標の提示は役に立ちます。例えば、トレーニング効果やリカバリがどのくらい行われているかわかれば、練習量の調整ができますよね。

【ウェア型】

■ 圧電組紐:関西大学×TEIJIN

 引っ張り速度に応じて電圧が変わる素材を紹介していました。これを用いて、チョーカー型ウェアラブルデバイスで心拍をはかるデモを行っていました。
 また、この圧電組紐を縫い付けたジャージで、参加者が実際に行ったゴルフスイングとプロのスイングを比較するデモを行っていました。従来のウェア型デバイスでは生地と体が密着している必要がありますが、この素材を使うとジャージのようにゆったりとした生地でも計測ができるという利点があるそうです。

 ニュースサイト:
http://news.livedoor.com/article/detail/12532267/
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/011205790/?n_cid=nbptec_enco

■ ストレッチャブル導電ペースト: DU PONT

 DU PONT社の開発した導電ペーストを用いたウェアの展示がありました。現行の印刷機のインクのかわりに使えるそうなので、特別な機械が必要なく導入しやすいとのこと。

 

出典: http://www.dupont.com/products-and-services/electronic-electrical-materials/media/press-releases/20170118-advanced-wearable-electronics-tokyo.html

■ Hexoskin Smart Shirt: Hexoskin

 心拍や呼吸の様子をモニタリングおよび記録できるスマートウェア。今回、展示はありませんでしたが、 CEO の Pierre-Alexandre Fournier さんが講演「ウェアラブルセンサーとIoT: 医療と福祉のデジタル基盤」を行いました。


Hexoskin-Device-300x300

出典:http://www.hexoskin.com/

 現在、このウェアは購入可能ですが、クラウドファンディングで予定されていた新しいバージョンが一年越しで、そろそろ入手可能になる予定です。

https://www.digimonostation.jp/0000051679/
https://www.indiegogo.com/projects/new-hexoskin-smart-world-s-leading-smart-shirt-sports-sleep/

■ Team Pro Shirt: Polar

 今回の展示にはありませんでしたが、アメリカのラスベガスで1月上旬に開催された展示会 CES 2017では、GPS機能のついたスポーツチーム向けのウェアが発表されています:

公式サイト:https://www.polar.com/en/b2b_products/team_sports/team_pro#teamproshirt

Engadget による紹介ビデオ: https://youtu.be/Yug1fqs8hwI

TechyAgent による紹介ビデオ: https://youtu.be/zQIekM_Blls

【パッチ型 】

■ BioStampRC: MC10社製

 装着感を感じさせない密着型のスタンプセンサー。加速度・角速度・表面筋電図を同時に計測することができます。

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出典:http://www.marubun.co.jp/product/component/a7ijkd0000002j5i.html

 以前、クラウドファンディングでスポーツ向けの AmpStrip という同様のデバイスの開発が進んでいたのですが、ヘルスケア向けに方向転換 しました。

20141229135641-WHAT-IS-AMPSTRIP

出典: https://www.indiegogo.com/projects/ampstrip-comfortable-24-7-heart-rate-wearable#/

 今後は、パッチ型からさらに進み、皮膚に貼り付けるタイプのセンサー(東京大学)も期待されています:

SheetSensor1
SheetSensor2
出典:http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_20160418104324933558850696.html

ウェアラブルエキスポ2017の記事

Vol.1 : はじめに
Vol.4 : まとめ

2画面表示 DiTs iPad JEATEC Kinovea LongoMatch NAS SDカード アプリ ウエイトリフティング キノビア キャリブレーション クラウドストレージ ゲーム分析 スタッツ ストレージ スピードスケート スマートデバイス セミナー タグ付け トラッキング トレーニング ビデオカメラ フィードバック モバイルWi-Fiストレージ ロンゴマッチ ワークショップ 保存 保管 分析 分析ソフト 動作分析 動画分析 即時フィードバック 描画 撮影 映像 映像共有 最新機種 残像合成 自動再生 角度 軌跡 軌跡座標 遅延再生

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【腕時計型】

■ M600: Polar

 去年末に発売された腕時計型のGPS機能付き光学式心拍計つき活動量計です。従来品と違うのは、計測用のLEDを6個に増やしてスポーツ時の激しい動きによる計測誤差を抑えたことです。スポーツ実施時にディスプレイにて心拍数を確認できます。

polar-m600-black-frontleftpolar-m600-black-backpolar-m600-black-modularity

出典:https://www.polar.com/ja/products/sport/M600

 また、睡眠時間とその質を操作の必要なく自動判定しますので、リカバリーの指標として活用できます。これらの計測量は、後程スマートフォンのアプリやウェブで確認できます。このデバイスの他にも小型のものなど、用途に応じて様々な種類のデバイスが展示されていました。

■ BLOCKS

 モジュラー型スマートウォッチ。腕バンド部分が、拡張バッテリー、心拍計、GPS、高度・気圧・気温計などの様々なモジュール部品で繋げられ、カスタマイズが可能になっています。日本ではクラウドファンディング Makuake で資金を調達中なので、即利用できるというわけではありません。スポーツによってセンサーのニーズも異なりますので、このようなアプローチの製品も有用かもしれませんね。

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出典:https://www.makuake.com/project/chooseblocks/

■ Firstbeat

 心拍の計測データを解析して、最大酸素摂取量(VO2Max値)の推定、トレーニング効果のスコア化(1-5)などでアドバイスを行う解析技術を以下の腕時計型デバイスに提供しています:

fenix_5_training_status Huawei PulseOn
Samsung SUUNTO SONY

出典:https://www.firstbeat.com/en/consumer-products/

 腕時計型ではありませんが、Jabra Elite Sport という心拍数計測機能付き Bluetooth イヤフォンにも技術提供しています。

2Q==

出典:https://www.firstbeat.com/en/consumer-products/jabra

日本の紹介ページ:http://www.jabra.jp/sports-headphones/jabra-elite-sport

 また、プロチーム用には、チームメンバーのリカバリ、睡眠、ストレスなどを時系列でみることができるサービスを提供しています。700を超えるプロチームで利用されているそうです。

レポート例: https://assets.firstbeat.com/firstbeat/uploads/2015/09/Firstbeat_training_load_monitoring_example_reports_ENG.pdf

 

package1macbook-transparent2

 ブログにて、この展示会についての記事が掲載されています(英語):
https://www.firstbeat.com/en/events/firstbeat-exhibiting-first-time-japan-individualized-insights-stress-recovery-exercise/

A 2016 industry survey revealed that consumers cite ‘a lack of continually interesting insights’ as a major reason for wearables falling to disuse. Firstbeat’s digital physiological modeling capabilities answer this challenge by transforming sensor data into highly personalized information that people can use.
 2016年の産業調査によると、消費者がウェアラブルデバイスを利用しなくなる主な原因の一つとして、継続的なアドバイスの欠如をあげている。Firstbeat の計算機上の生理学モデルが、センサーデータを人々が理解可能な個人に高度に即したアドバイスに変換可能とし、この欠如問題に取り組んでいる。

 計測されたデータをどう読み解き、どう活用するかについては、もう一苦労が必要です。それに関して何かしらの行動に繋げられるような指標の提示は役に立ちます。例えば、トレーニング効果やリカバリがどのくらい行われているかわかれば、練習量の調整ができますよね。

【ウェア型】

■ 圧電組紐:関西大学×TEIJIN

 引っ張り速度に応じて電圧が変わる素材を紹介していました。これを用いて、チョーカー型ウェアラブルデバイスで心拍をはかるデモを行っていました。
 また、この圧電組紐を縫い付けたジャージで、参加者が実際に行ったゴルフスイングとプロのスイングを比較するデモを行っていました。従来のウェア型デバイスでは生地と体が密着している必要がありますが、この素材を使うとジャージのようにゆったりとした生地でも計測ができるという利点があるそうです。

 ニュースサイト:
http://news.livedoor.com/article/detail/12532267/
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/011205790/?n_cid=nbptec_enco

■ ストレッチャブル導電ペースト: DU PONT

 DU PONT社の開発した導電ペーストを用いたウェアの展示がありました。現行の印刷機のインクのかわりに使えるそうなので、特別な機械が必要なく導入しやすいとのこと。

 

出典: http://www.dupont.com/products-and-services/electronic-electrical-materials/media/press-releases/20170118-advanced-wearable-electronics-tokyo.html

■ Hexoskin Smart Shirt: Hexoskin

 心拍や呼吸の様子をモニタリングおよび記録できるスマートウェア。今回、展示はありませんでしたが、 CEO の Pierre-Alexandre Fournier さんが講演「ウェアラブルセンサーとIoT: 医療と福祉のデジタル基盤」を行いました。


Hexoskin-Device-300x300

出典:http://www.hexoskin.com/

 現在、このウェアは購入可能ですが、クラウドファンディングで予定されていた新しいバージョンが一年越しで、そろそろ入手可能になる予定です。

https://www.digimonostation.jp/0000051679/
https://www.indiegogo.com/projects/new-hexoskin-smart-world-s-leading-smart-shirt-sports-sleep/

■ Team Pro Shirt: Polar

 今回の展示にはありませんでしたが、アメリカのラスベガスで1月上旬に開催された展示会 CES 2017では、GPS機能のついたスポーツチーム向けのウェアが発表されています:

公式サイト:https://www.polar.com/en/b2b_products/team_sports/team_pro#teamproshirt

Engadget による紹介ビデオ: https://youtu.be/Yug1fqs8hwI

TechyAgent による紹介ビデオ: https://youtu.be/zQIekM_Blls

【パッチ型 】

■ BioStampRC: MC10社製

 装着感を感じさせない密着型のスタンプセンサー。加速度・角速度・表面筋電図を同時に計測することができます。

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出典:http://www.marubun.co.jp/product/component/a7ijkd0000002j5i.html

 以前、クラウドファンディングでスポーツ向けの AmpStrip という同様のデバイスの開発が進んでいたのですが、ヘルスケア向けに方向転換 しました。

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出典: https://www.indiegogo.com/projects/ampstrip-comfortable-24-7-heart-rate-wearable#/

 今後は、パッチ型からさらに進み、皮膚に貼り付けるタイプのセンサー(東京大学)も期待されています:

SheetSensor1
SheetSensor2
出典:http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_20160418104324933558850696.html

ウェアラブルエキスポ2017の記事

Vol.1 : はじめに
Vol.4 : まとめ

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